所得税額の決定方法について

所得税は、国や地方自治体に納める税金の一種で、個人の収入に応じて課されます。所得税額は、どのように決まるのでしょうか。この記事では、所得税額の決定方法について、わかりやすく解説します。

所得税額の決定方法は、大きく分けて3つのステップがあります。

  • 1. 総合課税方式による所得金額の算出
  • 2. 所得控除の適用
  • 3. 税率表による税額の計算

それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。

1. 総合課税方式による所得金額の算出

所得税は、総合課税方式という制度に基づいて課されます。総合課税方式とは、個人が1年間に得たすべての収入を合算して、一括して課税する方法です。収入の種類によって、以下の7つの所得区分に分けられます。

  • – 給与所得
  • – 事業所得
  • – 不動産所得
  • – 配当所得
  • – 利子所得
  • – 雑所得
  • – 退職所得

各所得区分ごとに、必要な経費や損失を差し引いた金額が、その区分の所得金額となります。例えば、事業所得の場合は、売上から経費を差し引いた金額が所得金額となります。また、不動産所得の場合は、家賃収入から管理費や修繕費などを差し引いた金額が所得金額となります。

これらの各区分の所得金額を合計したものが、総合課税方式による所得金額となります。

2. 所得控除の適用

総合課税方式による所得金額から、さらに様々な控除を引くことができます。これを所得控除と呼びます。所得控除には、以下のような種類があります。

  • – 基礎控除
  • – 扶養控除
  • – 配偶者控除
  • – 配偶者特別控除
  • – 社会保険料控除
  • – 生命保険料控除
  • – 地震保険料控除
  • – 医療費控除
  • – 寄附金控除
  • – 小規模企業共済等掛金控除
  • – 障害者控除
  • – 寡婦(寡夫)控除
  • – 勤労学生控除

これらの控除は、個人の状況や支出に応じて適用されます。例えば、扶養控除は、自分以外に扶養する家族がいる場合に適用されます。また、医療費控除は、自分や扶養する家族が医療費を支払った場合に適用されます。

これらの控除を総合課税方式による所得金額から引いたものが、課税対象となる**純所得金額**となります。

3. 税率表による税額の計算

純所得金額に応じて、税率表によって税額が決まります。税率表は、純所得金額が高いほど税率が高くなるように設定されています。現在の税率表は、以下の通りです。

| 純所得金額の範囲 | 税率 | 控除額 |

| — | — | — |

| 195万円以下 | 5% | 0円 |

| 195万円超330万円以下 | 10% | 97,500円 |

| 330万円超695万円以下 | 20% | 427,500円 |

| 695万円超900万円以下 | 23% | 636,000円 |

| 900万円超1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |

| 1,800万円超4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |

| 4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |

例えば、純所得金額が500万円の場合、税率は20%で、控除額は427,500円です。この場合の税額は、以下のように計算できます。

税額 = 純所得金額 × 税率 – 控除額

= 500万円 × 20% – 427,500円

= 1,000,000円 – 427,500円

= **572,500** 円

このようにして、所得税額が決まります。

まとめ

所得税額の決定方法は、以下の3つのステップで行われます。

  • 1. 総合課税方式による所得金額の算出
  • 2. 所得控除の適用
  • 3. 税率表による税額の計算

所得税は、個人の収入に応じて課される税金です。自分の所得税額を知ることは、節税や貯蓄などの資産形成に役立ちます。ぜひ、この記事を参考にして、自分の所得税額を把握してみてください。

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